Photo:宮崎 純一
富士レインボーは、クサみもなくて美味しかったので、あっさりとした味で食べて頂こうと思い、お造り変わりとして、色鮮やかなサラダ仕立てにしました。濃いドレッシングよりは、さっぱり食べた方がいかなというのもあってフレンチドレッシングで。少しここで遊び心で、れっどぱーるの紅ほっぺも入れてみました。香りも甘みも酸味も強い苺なので、お魚やフレンチドレッシングと合わせても全く違和感がありません。スプラウトは、細くて小さいけれど味はしっかりしているので、魚や苺と共にサラダにしても存在感は消えないですし、栄養満点なので便利な野菜です。レタスの上にスライスした富士レインボーに少し塩をしたものを並べ、歯ざわりのアクセントにパプリカも入れています。苺の赤も映えて、彩りも鮮やかな一品になりました。味としては、フレンチドレッシングだけだとインパクトが少ないので、最後の仕上げでブラックペッパーを全体に散らしています。今回メニューを考える時に、最初は「食材・素材を大事にしなきゃいけないな」という思いが強かったのですが、シンプルすぎては面白くないし、味や見た目が変わりすぎてもコンセプトに合わないと思ったので。シンプルに楽しめるけれど、ちょっとしたアイデアや技術がキラリと光るお料理を目指しました。
1962年千葉県九十九里生まれ。
高校卒業後、新宿の割烹料理店にて和食のみちに入り、日本橋、麻布、青山などで修業を重ねる。
銀座にて料理長を長年務めた後、2008年に株式会社スタジオナガレ飲食事業部総料理長兼
神楽坂+81Restaurant総料理長となり現在に至る。